ふれあいJA広場
若い世代に伝えたい 甘酢漬「鳴門玉らっきょ」販売
- 徳島県 JA徳島県
- 2025年6月

ラッキョウ生産者の女性を中心とした組織「おおげじまらっきょclub」は、鳴門市大毛島特産の「玉らっきょ」を甘酢漬にした「鳴門玉らっきょ(200g、税込860円)」を販売しています。青果の出荷・販売をするなか、ラッキョウを漬ける習慣のない若い世代にも、漬けたラッキョウのおいしさを知ってもらい、青果の購入につなげようと、商品化しました。
大毛島は、全国に誇るラッキョウ特産地。2008年には付加価値を高めるため、「鳴門らっきょ」というブランド名で地域団体商標を取得しました。「銀砂」と呼ばれるミネラル豊富な砂でラッキョウを栽培しています。「玉らっきょ」は、大毛島独自の品種で、小玉なのが特徴です。
同組織は、女性6人、男性1人が所属し、ラッキョウのPRのため、24年に発足しました。板野郡の辰巳屋食品(株)で製造し、JA購買店舗で人気の「らっきょう酢」で漬けています。肉だんごに入れたり、みじん切りにしてオリーブオイルと塩こしょう、刻んだトマトを混ぜたドレッシングを作り、カルパッチョやチキンソテーなどにかけたりするのがお勧めです。メンバーをイメージしたピンク色が基調のパッケージで手にとりやすく、味も最高です。現在は、鳴門市のうずしお観潮船乗り場のみでの販売ですが、今後の販路拡大へ期待が高まっています。
同組織の西上淳子会長は「ラッキョウと言えば、『鳴門玉らっきょ』と言ってもらえるよう、甘酢漬にした商品で広く知ってもらい、さらに青果を漬けたいと思ってもらえるよう、活動していきたい」と意欲を燃やしています。
(長尾亜由美)