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たんなん塾料理講習会で行事食を次世代に

  • 福井県 JA福井県
  • 2025年9月
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 JA福井県女性部たんなん支部は2025年6月、鯖江(さばえ)中央支店4階調理室でたんなん塾料理講習会「伝承料理を学ぼう!」を開催し、女性部員13人が参加しました。今回の講習会は、JAグループで提唱する「国消国産」に向け、食や農業のたいせつさや食の安全・安心について学習し、地域の伝統文化や風習に基づく行事食を次代につなげることが目的です。福井市在住の料理研究家・出倉弘子さんを講師に招き、最初に報恩講料理のいわれについて説明を受けたあと、「ぼっかけ」や「麩のからし和え」「大豆の男(おとこ)煮」「ナスのゴマ和え」など6種類の献立に挑戦しました。
 調理のコツとして、「豆を煮るときは、鍋の中で踊るように火かげんを調整する」「煎りゴマを再度フライパンでかるく煎る」「野菜のあくは苦みやえぐみ、渋みが特徴だが、あくのある野菜はおいしい。そのため、あく抜きをしたらしっかりと味つけする」ことなどを学びました。
 そして、メインの献立となったのが、福井県名物の「焼き鯖寿司」。今回は食中毒の季節であることを考慮し、「しめサバ」で代用。フライパンでじっくり焼き、酢飯の上に大葉を敷いてサバを載せ、巻いたら完成。参加者は「香ばしさとサバのうまみがしておいしい! 習った料理をさっそく家でも作ってみよう」と話し、部員同士で情報交換しながら、楽しい時間を過ごしました。
(飯田恵子)

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