ふれあいJA広場
家族をつなぐ「米みそ」
- 青森県 JA十和田おいらせ
- 2025年11月
 
								 JAとして未来を担う子供たちに、人間が生きていくために欠かせない「食」、そしてそれらを「生産する」ということの必要性を伝えていくきっかけとして、さまざまな活動を継続しています。JA十和田おいらせ十和田支店大豆加工所が製造・販売する「米みそ」は長年、地域住民に愛され続けています。管内産の原料にこだわり、大豆は「おおすず」、みそに入れる米は「まっしぐら」を使用。コクがあり、まろやかな口当たりが特徴で、管内2か所の直売所で販売しています。
 八戸市在住の中野渡禮子さんも愛用者の一人です。知人からもらったことを機に「米みそ」のとりこに。朝食はワカメ、夕食は旬の野菜をふんだんに使用したみそ汁を作り、30年以上欠かしたことがありません。
 地元で長刀(なぎなた)を指導している中野渡さんは「おなかが空いたら力が出ない。発酵食品のみそが体の調子を整え、一日の活力になっている」と元気の秘訣(ひけつ)を明かします。
 東京で暮らす息子は定期的に「送ってほしい」と母に頼み、ハワイで暮らす娘は帰省時にまとめて購入し、持ち帰ります。遠く離れていても、「米みそ」が会話のきっかけとなり、家族の仲をつないでいます。        
(谷坂咲子)




