ふれあいJA広場
持続可能な農業を、子どもたちの実体験で未来へつなぐ
- 山形県 JA庄内みどり
- 2025年12月
JA庄内みどりは、毎年9月中旬から10月上旬にかけ、管内の小学5年生を対象にした稲刈り体験の指導とサポートをおこなっています。当JA青年部が主体となり、社会科の授業で教わる米作りや農業のたいせつさを「実体験」で知り、学んでもらう食農教育活動の一環として活動しています。
2025年9月30日には、酒田市北平田の圃場(ほじょう)で浜田小学校、富士見小学校、若浜小学校の児童たちが手刈りでの稲刈りを体験しました。5月の田植え体験で手植えした苗が、金色のじゅうたんに様変わりしている景色を見て「こんなに大きく育つのか」と目を丸くする児童たち。慣れない鎌使いに悪戦苦闘したり、田んぼに足をとられ転びそうになったりしながらも、終始笑顔を絶やすことなく収穫作業を楽しんでいました。
青年部の橋奨(しょう)さんは本活動に関して「お米にまつわるニュースが世間を賑わせているなかで、稲作の授業を通して土に触れ、農家の仕事を知ってもらうことは、大きな意義があると思っている。苦労だけではなく、自然の中で体を動かすことの楽しさを体感することで、少しでも農業に親しみを持ってくれたらうれしい。農繁期とも重なるため運営は容易ではないが、農業への理解を増やし持続可能なものとするため、JA庄内みどりと青年部員同士協力し合いながら継続していきたい」と、展望と抱負を語りました。
(本間 竣)




