ふれあいJA広場
児童らがみずから育てた大豆で豆腐作りを体験
- 三重県 JA多気郡
- 2025年5月

JA多気郡では毎年2月、女性部員と職員が管内各地区の小学校へ出向き、豆腐作りをおこなっています。大豆は、3年生を中心に前年の7月に種まきし、12月に収穫したものを使用しています。自分たちで育てた大豆がどのように豆腐に変身していくか、みんなで楽しみながらの豆腐作り体験です。
作業は各班に分かれ、みんなで役割分担して順番におこないます。浸水させた大豆をミキサーにかけ、鍋に入れて煮て絞った汁が豆乳、絞りかすがおからです。豆乳を初めて飲む子や、おからを食べたことがない子などさまざまですが、みんなで少しずつ味見。苦手な子もいれば、おいしいと感動する子もいました。そして、豆乳ににがりを入れて豆腐に。固まる前の豆腐が寄せ豆腐で、もう少し水分が抜けて固まったら豆腐の完成です。手作りの豆腐は濃厚なうえ、みんなで作ったから格別においしく、ふだん豆腐が苦手だという子も食べてくれました。
後日、豆腐作りを体験した子どもたちから感謝のメッセージをいただきました。JAではこれからも子どもたちに食のたいせつさを伝えていきます。
(井田亜希子)
