ふれあいJA広場
冬の郷土食「はまなみそ作り」教室を開催
- 福井県 JA福井県
- 2025年5月

JA福井県女性部坂井支部丸岡地区では2025年2月、「はまなみそ作り」教室を開催しました。講師は坂井支部の女性部員が務め、部員22人が参加しました。
はまなみそは、福井独特の冬の郷土食です。徳川家康の次男で福井藩祖の結城秀康が、家康の好物「浜納豆」を福井へ持ち込み、それが福井の気候・風土のなかで、越冬食として進化したとも言われています(諸説あります)。夏に収穫したナスを塩漬けしておき、冬前に米麴や豆麴、しょうゆ、砂糖などで味つけするはまなみそ。昔は各家庭で作られ、正月の来客などに振る舞ったそうです。
今回は、郷土食を広く知ってもらおうという狙いもあっての教室開催となりました。ナスは、女性部役員があらかじめ自家栽培して塩漬けしておいたものを使いました。このナスを湯通しして固く絞り、順次調味料を混ぜ込んだものを自宅に持ち帰り、さらに毎日混ぜ合わせれば、一週間後にはおいしく食べられます。
同女性部では、これからも郷土の味を伝える活動を続けていきます。
(堀端久美子)
