地域で協力し、雪害によるブドウ棚を復旧

　２月６日、JA中野市は、管内の科野地区でブドウ棚上げなどの雪害復旧作業を実施しました。作業には、同JAや生産部会員、JA長野県グループと、自治体からのボランティアら計183人が参加しました。
　同JA管内では、2024年12月22日に湿った重い雪が降り、各地区でブドウ棚や施設の倒壊などの被害が82件・面積13haで発生し、科野地区はそのうちの約60％に当たる49件・8haと、市内最大の被災となりました。
　当日は3班に分かれて雪害の遭った園地に向かい、復旧作業に取りかかりました。枝に降り積もった雪を振るい落とし、角材を使って補強をしながら棚上げをしていきました。とくに被害が大きかった園地では、棚が雪で埋もれてしまっており、少しずつ掘り起こしながら補強を進めました。
　25ａの園地で被害を受けた園主は「雪で棚が潰れたのは初めて。復旧作業に多くの仲間が力を貸してくれたことにとても感謝している」と話しました。作業に汗を流した生産者は「復旧は一人ではできない。明日はわが身だと思い、みんな率先して協力している」と語りました。
（村橋将道）