ふれあいJA広場
専門学校と商品開発した機能性米をスイーツに
- 大阪府 JA北大阪
- 2025年10月

JA北大阪は、栽培研究した「WE米®(ういまい)」を活用し、産学連携の取り組みに力を入れています。滋慶学園グループ大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校が実施する「産学連携教育・企業プロジェクト」に協力することを決定し、2025年4月に同学で開催されたオリエンテーションに参加。6月には第一プレゼンテーション・試食会がおこなわれました。
WE米®は、うるち玄米に比べて食物繊維が7倍以上、γ-オリザノールが約2倍含まれており、腸内環境の改善、血糖値上昇の抑制や中性脂肪の低下などの健康増進が期待される機能性米です。また、GABAを豊富に含むため、ストレスや不安を軽減する効果や睡眠の質を向上させる効果も期待できます。プロジェクトへの協力内容はWE米®やその米粉を使用したスイーツの開発に関するもので、オリエンテーションではWE米®を安定的に収穫できるようになるまでの経緯、その機能性、加工商品等の開発にあたり必要となる単価やターゲット客層の設定などの説明をおこないました。
今秋には、同学の食&マネジメント科パティシエ&ショコラティエコースの2年生がプレゼンテーションを交えて、ホテル向けなどに流通・販売できる健康でおいしいWE米®またはその米粉を使用したスイーツの商品開発をおこなう予定です。
(三好陽菜子)