女性部が地区の垣根を越えてモルックで交流

　2022年に静岡県の東部8JAが合併し、それに伴いJAふじ伊豆女性部が誕生しました。1つの女性部になったとはいえ、隣り合う地区のこともあまりよく知らないという部員の声から、おたがいのことを知り、広く活発な活動を展開していくことを目的に合併初年度から地区間の交流を実施しています。これまでは２地区同士でおたがいの地区に行き来し、地区特産の圃場（ほじょう）や観光地の視察、意見交換などで交流をおこなっていましたが、「全体での交流をしたい」との部員の要望を受け、25年10月、初めて８地区合同のモルック大会を開催しました。
　モルックは、モルックという棒を投げてスキットルという木製のピンを倒し、得点を競うスポーツ。倒し方によって得点の仕方は異なりますが、先に50点ピッタリに得点したほうが勝ちというルールです。当日は管内各地区から女性部員48人が参加し、16チームによるトーナメント方式で楽しみました。
　競技中は地区の垣根を越えて協力し合う姿や声援を送る姿が見られ、場内は一体感に包まれました。また、入賞チームには、御殿場地区の「ごてんばこしひかり」や、あいら伊豆地区のフルーツ詰め合わせなど地場産品が贈られました。女性部長の渡邉良子さんは、「話しやすい雰囲気のなかで、これまで以上に親睦を深めることができた。今後も地区の垣根を超えた交流を続け、女性部の組織活動を活性化していきたい」と話していました。
（津川志乃）