ふれあいJA広場
「もったいなーい!」雪深い冬は保存食作りで楽しむ
- 北海道 JA北ひびき
- 2024年4月
夏と冬の気温差が60℃に達するJA北ひびき管内。夏場はおいしい農産物がなんでも育つ恵まれた地域です。
しかし、雪が降ってから春までは農閑期! 作った農産物を余さず食べるべく、総勢82人のJA北ひびき女性部のほとんどの部員が、保存食作りに取りかかります。
管内には農産物加工所が3か所あり、レパートリーは野菜の冷凍はもちろんのこと、みそ、ジャム、瓶ジュース、だんご、あん、焼き肉のたれ、五目ご飯の素、煮豆、コロッケ、野菜の佃煮など多種多彩で、30品目以上あります。
どうしても生じる規格外農産物の扱われ方を見て、「もったいなーい!」と始まった保存食作り、できばえは市販の総菜に負けないおいしさです。
なかには、加工グループを立ち上げて商品化している部員もいます。現在、6グループのべ17人が活躍中で、道の駅などで販売しています。
おいしいレシピが見つかると、惜しげもなく共有し合う部員たち。雪が解けるころまで、保存食作りを楽しみます。 (中山弘子)