楽しい！おいしい！　みそ造りは女性部活動の原点です

　JA茨城みなみ女性部では、35年前からJAの4か所の加工所を利用し、みそ加工講座を実施してます。毎年11月下旬から翌年3月にかけて、自家用と学校給食、農産物直売所での販売用におよそ1万3000キロのみそを造っています。
　部員は浸した米を持ち寄り、気を引き締めて3日間、仲間とともに、楽しくみそ造りに励みます。おいしいみそが食べられるため、家族も喜び、協力を惜しまないそうです。
　10年ほど前からは、市の広報で募集する講座も開催し、今年は48人の応募がありました。もちろん先生は女性部員です。長年のキャリアを発揮し、麹づくりとダイズの準備は女性部員が担当し、2日間で4回の加工をおこない、受講生は480キロのみそを仕上げました。
　作業終了時には、みその管理方法なども伝えています。安全と安心、みずから作る喜びとおいしさはもとより、女性部員の細やかな対応が評判となり、参加者が増えています。講座がきっかけで女性部に加入した人もいて、毎年作業を楽しんでいます。
　さらに近年は男性の参加者も増えており、みそ造りを通じた地域のふれあいに、市の担当者も手ごたえを感じているようです。
（山中恵美子）