ふれあいJA広場
女性部員が伝統料理を生徒に伝授
- 山形県 JA鶴岡
- 2025年10月

JA鶴岡女性部は、鶴岡市の県立鶴岡中央高校で伝統料理講習会を開いています。食文化が多様化するなか、地域の郷土料理や伝統食などの食文化を次の世代へ継承しようと企画し、今回で8回めとなります。
女性部員13人が講師を務め、同高校の総合学科家政科学系列食物系2年の生徒33人といっしょに、「マイタケごはん」、「庄内風芋煮」、「ごぼうの甘辛煮」、「あさつきと『えご』(エゴノリという海藻を加工した食品)の酢みそあえ」、「きなこ棒」の5品を作りました。
料理の作り方を説明したあと、生徒は班ごとに分かれて調理を開始します。
庄内地方で古くから食べられてきた伝統食材である「えご」を使った郷土料理「あさつきとえごの酢みそあえ」では、生徒から「初めて見る食材だ」と声が上がります。各班ごとに女性部員がつき、料理ごとにちょっとしたひと手間を加えることを伝えながら、和気あいあいと調理を進めました。
昔ながらの作り方を学んだ生徒からは、「なかなか触れることのできない食材で、初めて作る料理でした。マイタケごはんの炊きあがる匂いもよく、おいしそうだった」との感想が聞かれました。
(五十嵐美和)
