ふれあいJA広場
有害鳥獣対策として、町に箱わなを贈呈
- 神奈川県 JA県央愛川
- 2024年12月
JA県央愛川は、愛川町における農作物への鳥獣被害が深刻化している状況を受けて、ハクビシンやアライグマなどの野生動物から被害を減少させるため、中型獣用箱わなを町に贈呈しました。この贈呈は、地域の農家が抱える問題に対応し、持続可能な地域農業の振興に寄与することを目的としています。
JAの馬場紀光代表理事組合長は「JAの役割は、ただたんに農業資材を提供するだけでなく、農家が直面する課題に寄り添い、ともに解決策を見つけていくこと。有害鳥獣被害は地域全体の問題であり、JAとしてもこの課題に取り組んでいく」と有害鳥獣対策に積極的な姿勢を示しました。今回贈呈した箱わなは、つり餌式で従来型よりハンドルの位置が低く、狭いスペースでも設置できる仕様になっています。有害鳥獣被害の対策は、一朝一夕でできる問題ではありません。農家、行政、JAが手を取り合い、共に未来を見すえて進むことが必要で、持続可能な農業の実現にも結びついていきます。自然環境を守りながら農業を次世代へとつなげるため、今後もさまざまな形でサポートを続けていきます。
(阿邊あやね)